04:昆虫や生物: 2006年10月アーカイブ

道端のセイタカアワダチソウの茂みの中へ入り写真を撮っていると、すぐ近くにウラナミシジミがやってきた。

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落ち着いたデザインの翅を閉じて無心に蜜を吸っている。なかなか近づけさせてくれない種類の蝶も多いが、こいつはあまり人を恐れないようだ。

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そっと見ていると、いきなり鮮やかなブルーが目に飛び込んで来てはっとする。
普通は翅をピッタリ閉じているのだが、時々ゆっくり羽ばたくような動作で表面のブルーを見せてくれることがある。警戒しているときは翅を閉じるようなので、今は安心しているのだろう。

昆虫に、「別に取って喰ったりいじめたりしないから写真だけ撮らせてくれよ」といっても通じる訳もなく、警戒されたり逃げられたりするのだが、こうやって安心している状態だとこちらもなんだかほっとするよなぁ。

OLYMPUS E-1
TAMRON SP90mm F2.8 MACRO (72B)

朝の道端、紫色に輝く草を視界の端に捉え車を停める。
てっきりヤブランか何かの群生だと思ったのだが、そんな花はどこにもなく昨夜の雨を身にまとったチカラシバがキラキラと輝いていた。どうやらこれが光の加減で紫色に見えたようだ。

tikarasiba01.jpg


そう言えば昨夜の雨はかなり久しぶりのまとまった雨だった。道端の草たちも一息ついた事だろう。あの紫色はチカラシバの喜びの色だったのかも知れない。

チカラシバの穂を良く見ると、緑色の細い虫が乗っていた。クモヘリカメムシの幼虫のようだ。
成虫がエノコログサなどの穂の上にまたがってゆらゆら風に揺れているのをよく見かけるが、本当はこうやって遊んでいるんじゃないかと思えてしまう。なんとなく、「乗りこなしている」感じがするのだ。

kumoheri01.jpg

だがこの幼虫はまだまだ全然乗りこなせてないなぁ。まあ、流石にチカラシバの穂はエノコログサのようにゆらゆら揺れないし大きいので上にまたがって「乗りこなし感」を身にまとうのは難しいだろうな。頑張れよ(笑)

Canon EOS 20D
TAMRON SPAF90mm F2.8 MACRO (172E)

地元の公園の池のトンボもすっかり減ってしまったが、池から少し離れた茂みにはマユタテアカネがいる。

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トンボに限らず、低い位置にとまっている虫に近付くのは難しい。飛んでいるスズメバチは下が良く見えないというが、蝶もトンボもやはり上から近付いてくるものには敏感なのだろう。その上そこが茂みになっていれば草は動くしガサガサ音はするしで密林をなぎ倒すゴジラ状態だ。逃げない方がおかしいな。

一方、目の高さにとまっているトンボなどは種類にもよるが、比較的容易に接近を許してくれる。しばらく驚かさないようにしていれば慣れてくるのか、かなり近付いても逃げなくなるのだ。

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顔に丸い2つの模様。これを眉に見立ててマユタテアカネというそうだ。しかし位置的には眉じゃなくて鼻の穴かも・・・。そんな風に思ってしまうからかこの顔を見ているとつい和んでしまう。名づけてサブちゃんアカネだ(笑)

秋が深まるにつれてトンボの種類もめっきり減ったこの頃。目にするのはほとんどアカネ属になってきた。

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この水辺はマイコアカネが多いのだが、その中に一匹だけリスアカネと思しきオスがいた。確か8月の終わりごろに盛んに交尾、産卵をしていたものの9月になってからはパッタリ見かけなくなっていたのだが・・・。

risuakane02.jpg


真横を向いた所を切り出したアップ。翅胸側面の模様が何となく曖昧なところがあって気になる。

すっかりライバルがいなくなった水辺で縄張りを張っているオスを見るとなんだかもの悲しくなってしまう。残り物に福があることを祈らずにはいられない。

Canon EOS 20D
SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX HSM / APO TELE CONVERTER 1.4X EX

朝の草むらではヨメナの花に朝露がきらめいている。早朝の内は花の裏側に隠れていたクロウリハムシぐらいしか見当たらないが、程なくしてアブや蝶も食事にやってくる。

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Canon EOS 20D
TAMRON SPAF90mm F2.8 MACRO (172E)

蝶の中でもセセリチョウの仲間の顔は毛むくじゃらで丸っこく、なんだか愛嬌がある。こうしてマクロレンズで見ていると、口吻を伸ばしてあちこち蜜を探しているしぐさが可愛く見えてしまうのだ。

もっとも翅の色も地味だし、翅を開いてとまっていたりするからか、蛾だと思っている人もいるらしいが。よーく見ると結構可愛い顔をしているのになぁ。

ホバリングしながら花から花へと飛び回る不思議な蛾。
小学校の近くにこのホウジャクが集まる花が街路樹として植えられていて、登下校時にはこのハチドリのような見事な飛翔を惚れ惚れしながら見ていたものだ。

もっとも子供の頃は、ホウジャクにも色々いるなんて知らなかったから全部まとめてオオスカシバということになっていたが。

houjyaku01.jpg
Canon EOS 3
TAMRON SPAF90mm F2.8 MACRO (172E)
FUJI RDPIII / MINOLTA Dimage Scan Dual II

黄色のランタナで盛んに吸蜜していたホウジャク。大人になった今でもこいつらのホバリングには惚れ惚れする。このズングリとした胴を見るととても蛾の仲間とは思えない。さぞや筋肉が詰まっているんだろうなあ。

で、これは何ホウジャクだろうという事になるのだが・・・この写真じゃホシホウジャクなんだかクロホウジャクなんだか判らない。上から撮って翅が静止して写っていないと見分けるのは難しいようだ。

公園で見つけたオオカマキリのカップル。
一回り身体の小さなオスがメスの背中にしがみついている。口説いている真っ最中なのだろうか?

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交尾の後オスがメスに喰われてしまうともっぱらの評判であるが、こうして上手い事メスの背中に取り付いたオスは交尾の後逃げおおせるらしい。これに失敗すると喰われる運命らしいのだが、喰われながらも交尾を成し遂げるというのだから凄い執念だ。

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オスはメスにしっかりとしがみついていて決して離れない。そりゃもう命が掛かっている訳だから必死だ。オスは何度も交尾することが出来るそうなので、上手く逃げ延びればまた別のメスに挑むのだろう。背中から緊張感が滲み出しているようだ(笑)

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ちょっと失礼してオスの背中をつまんで持ち上げてみるが、そんな事で離すものかとばかりにしがみついている。こりゃ物凄い覚悟だ。覚悟が無いと言われる昨今の日本人は彼を見習った方が良さそうだな。

ちなみに前肢の付け根が薄黄色なのがオオカマキリの特徴。良く似たチョウセンカマキリはこの部分が赤っぽい。

OLYMPUS E-1 / ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 MACRO

草むらにヨメナの花が目立ち始める時期になってきた。カラスウリなどのウリ科の植物が好きなはずのクロウリハムシだが、この時期はよくヨメナの花にやってきてはしきりと花びらを食べている。そろそろカラスウリの葉も枯れ始めているという事なのかな・・・そう言えば今カラスウリの葉がどうなっているかちゃんと見ていない。

kurouri02.jpg
OLYMPUS E-1
TAMRON SP90mm F2.8 MACRO (72B)

草むらに近付くと結構敏感に察知して飛んで逃げてしまう。だが、逃げると言っても何故かこちらの方へ飛んできたりするのを見ると、どちらに逃げれば安全かという事には無頓着のようだ。危険を感じると、とりあえず飛ぶという事なのだろう。

この写真の個体は花びらを食べるのに夢中でこちらの接近に気づいていない。咥えた花びらを振り立てるようにしながら一心に食べていたのだが、すっかり食べ終わるとようやく気がついたのかピタッと動きを止めてこちらをジーっと見ていた。遅せーよ!(笑)

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