04:昆虫や生物: 2006年8月アーカイブ

マイコアカネ

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日中はまだまだ暑い毎日が続いているがひと頃のように直火焼きされているような日差しではなくなってきた今日この頃。8月の終わりはいつもこんな感じで、晴れていてもどこかぼんやりとした空の色だ。

目立つトンボの種類も変わってきたようで、赤とんぼの類が増えてきたように感じる。ところで「赤とんぼ」と言うのは赤いトンボ全てを指すものだと思っていたのだが、本当は「トンボ科アカネ属」を総称して「赤とんぼ」と言うらしい。更に狭義ではアキアカネ一種だけが「赤とんぼ」なのだとか。

つまり、一番真っ赤なショウジョウトンボやベニトンボのオスも「赤とんぼ」ではなく、逆に赤くないアカネ属のメスは「赤とんぼ」であるということになるのだ。

いつ誰がそう決めたのか知らないが、どう考えても「赤とんぼ」という言葉の方がトンボの科学的分類よりも先だったんじゃないか?だからそんなに目くじら立てないで赤いトンボは「赤とんぼ」でいいじゃないかなんて思うのだが・・・。

maikoakane01.jpg
Canon EOS 20D / EF100mm F2.8 MACRO USM

「赤とんぼ」のマイコアカネ。眉斑のないタイプだ。

そう言えば「赤とんぼ」と言えば、93式中間練習機というのも思い出す。今の子供たちも昔の戦闘機とかのプラモデルを作ったりするのかな?まだガンプラなんてない時代、私は日本海軍専門だった。

どこから入り込んだか、机の上にカゲロウがとまっていた。そう言えばこの季節、自動販売機の明かりに誘われてびっしりとカゲロウの類いがとまっていたりする。

自販機に集まっているやつもそうだが、この机の上のカゲロウもじっとしていてまるで動かない。翅をつまんで別の場所に置いてもそこでじっとしているという大人しさだ。

という訳で、白い紙の上でモデルになってもらうことにした。


kiirokawakagerou01.jpg

Canon EOS 20D / EF50mm F2.5 COMPACT MACRO
built-in flash

ネットで調べたところ、キイロカワカゲロウという種類のようだ。ところで成虫になってからの寿命が短い事で有名なカゲロウだが、こんなにのんびりしていて交尾相手は見つけられるのだろうか?トンボの熱心さに較べて随分と消極的だなぁ。それとももうヤル事はやってしまった上での落ち着きなのだろうか?

クヌギなんかの樹液が出ている所に集まる虫たち。
昼間はアオカナブンだのルリタテハだのがやってくるようだが、オオスズメバチなんぞがやってくると他の虫はなかなか近づけないようだ。

suzumebati01.jpg
Canon EOS 20D
SIGMA APO MACRO 180mm F3.5 EX HSM

このオオスズメバチは交代でこの場所を占拠しつづけていた。交代要員が飛んでくると、こんな風に今までそこにいた奴と口伝えに何か受け渡しているような動作をするのだが・・・何をしているのだろう?

夜になるとカブトムシやクワガタなんかがやって来る。が、あまり込み合うでもなく、各店舗は閑散とした状態だった。

kabutomusi01.jpg
Canon EOS 20D / EF50mm F2.5 COMPACT MACRO
SIGMA EM-140DG

なんだか客の入らない日の行きつけのスナックで、ママから「今日、街に人出てた?」なんて訊かれそうなくらいだ(笑)

それにしても夜よりも昼間の客の方が凶暴だっていうのはどういうことだ?

いつもの山道を車で走っていると、路上を飛ぶオニヤンマの姿が目に止まった。路面すれすれを波打つように飛んでおり、いつもと違った感じがする。

車を停めて目で追っていると一旦大空へと弧を描くように急上昇した後、頭上の木の葉にとまろうとしたかに見えたがそのまま降下して低木にぶつかったかと思ったら地面に落ちてしまった。

ありゃりゃ?どうなってんだ?と、そーっと近づいて見たが逃げる気配も無い。手に取って見たが、ほとんど暴れる事もなかった。折角の機会だからとばかりに色々と観察&撮影させてもらったのだが、その間に元気を取り戻す様子もなかった。

このオニヤンマは体長ほぼ10cmの立派なメスだったのだが、おそらく産卵も終えて今まさに一生を終えようとしているのだろう。初めのうちこそ面白がって撮影していたものの、段々と切ない気持ちになってしまって文字通り虫の息のオニヤンマを車に踏まれないよう道端にとまらせてその場を後にした。

oniyanma01.jpg
Canon EOS 20D / EF100mm F2.8 MACRO USM
SIGMA EM-140DG

ギンヤンマ

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緑と水色の鮮やかなギンヤンマが軽快に池の上を飛び回っている。この暑い中、何故なんだろう?と不思議になるほど休むことなく飛びつづけている。疲れるという事を知らないのだろうか?

という訳で飛んでいるギンヤンマを撮ってやろうとずーっと思っていたのだが、高速で飛び回る彼らをある程度の大きさで撮るのはなかなかに大変だ。ピントを合わせるどころかフレームに収めつづけるのさえままならない。

そんな彼らであるが、時々静止飛行(いわゆるホバリング)をする事があるようだ。滅多に見ないし発動条件もよくわからないのだが、メスの気配を感じて探しているといったところなのかもしれない。この状態ならなんとかピントの合った写真も撮れそうだ。

ginyanma01.jpg

ホバリング中のギンヤンマ

Canon EOS 20D
SIGMA APO TELE MACRO 400mm F5.6 HSM
trimed

ところで、この頃話題のデジカメ機能に「顔認識AF」というのがある。人間の顔を検出して自動的にそこにフォーカスする機能らしいのだが、これがもっと進歩して任意の形を検出できるようにユーザー側が設定できるようになるとスゴイだろうなと思う。つまりトンボの形を自動検出して複眼にピントを合わせる「トンボ認識AF」も可能になるはず(笑)

恐らく将来的には実現されるんじゃないかと思うが、それが幸せな事かどうかはまた別の問題だろう。

コオニヤンマ

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里山の小川で大型のトンボをみかけた。オニヤンマよりほっそりとした体で軽快に飛びまわっている。

だいたいオニヤンマとかギンヤンマとかは延々と飛びつづけているのでなかなか写真に撮りにくいのだが、このトンボは目で追っているとやがて岸辺にとまった。サナエトンボの仲間のようだ。

kooniyanma01.jpg

なかなか近づけさせて貰えなかったのだが、しばらく粘っていると狙っていたのとは別の個体が向こうからやってきてくれて撮る事が出来た。動かなければ逃げられる事も無い、というかカメラに興味を示したのだろうか?やけに近くを飛び回るしレンズの上にとまられたりして撮りようが無い(笑)

kooniyanma02.jpg

これはコオニヤンマという、やはりヤンマがつくけどサナエトンボの仲間のようだ。頭にツノのような突起があるのだが、だからコオニ?・・・というわけではなさそうだ。

しばらく見ていると炎天下を飛び回っていたヤツが小川の流れの緩い所に何度もダイブを繰り返している。産卵かと思ったが・・・オスのようだしシッポではなくて体ごとイっている。ダイブし過ぎて水面でジタバタしているところを危うく魚に襲われそうになったりもしている。これはひょっとして水で体を冷却しているのだろうか?それにしてもこんな命懸けで水浴びなんて・・・。

Canon EOS 20D
SIGMA APO TELE MACRO 400mm F5.6 HSM

地元の公園の池をしばらくぶりに訪れてみると、飛んでいるトンボの種類が変わっていた。5月から6月頃にかけてはハラビロトンボ、ベニトンボ、コシアキトンボ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、ギンヤンマといったところだったのだが、今日見かけたのはショウジョウトンボ、コシアキトンボ、タイワンウチワヤンマ、ウチワヤンマといったところか。かつてギンヤンマがパトロール飛行していたコースを飛んでいるのはオニヤンマだろうか?

uchiwa01.jpg

タイワンウチワヤンマを撮っていたらすぐ近くに飛来した少し大きめのトンボ。ウチワの部分の内側が黄色のウチワヤンマだったが1枚撮っただけですぐに飛んでいってしまった。

taiwanuchiwa04.jpg

こちらはタイワンウチワヤンマ。ウチワは内側まで黒い。よく棒の先にとまってくれるので撮りやすいトンボだ。

どちらもヤンマとついているがヤンマ科やオニヤンマ科ではなくサナエトンボ科だ。元々ヤンマというのは大型のトンボを指す言葉らしいので何故ウチワサナエじゃないのかと文句を言っても仕方ない。むしろヤンマ科という名称の方に問題がある・・・という事になるよなぁ。

Canon EOS 20D / EF70-200mm F2.8L USM

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