04:昆虫や生物: 2006年7月アーカイブ

捕獲!

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すっかり真夏の気候となっている鹿児島。出しそこなった梅雨明け宣言を尻目に晴れの日が続き、早くも夏バテ気味だ。ニガウリ喰いたい・・・。

catch01.jpg

竹竿の上にとまっているタイワンウチワヤンマを狙っていたらフイッと飛び立ち、またすぐに戻って来た。口には獲物を咥えている。
暑い中、餌を獲り縄張りを守りながらメスがやってくるのをひたすらに待っているようだ。「おやっとさあ」と声を掛けたくなる。

taiwanuchiwa03.jpg

ところでトンボがこうやって斜めに立ち上がるような姿勢をとるのは太陽への対向面積を小さくするためだと聞いたのだが、この写真では左側に太陽があるのでむしろ余計に日光を浴びている。もともと南方系のトンボなのでまだまだ余裕ということなのかな?

その後ろにとまったショウジョウトンボはちゃっかり竹竿とタイワンウチワヤンマの影に入っているのが可笑しい。

Canon EOS 20D / EF70-200mm F2.8L USM
trimed

キタテハ

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窓を開けたまま空き地に停めていた車に戻ってみると、車内にキタテハが迷い込んでいた。近づくと開け放った窓から逃げていくのだがしばらくするとまた戻ってきて車の中に入っていく。また近づいて見ると逃げ、しばらくすると戻ってくる。

どうやらタマタマ入り込んだのではなく、車内に入る必然があるようだ。何をしてるんだろう?と様子を窺っていたところハンドルのところで口吻を伸ばして何やら吸うしぐさを始めた。

そう言えば、タテハチョウやセセリチョウの仲間は花の蜜だけでなく人の汗だの獣の糞だのを好んで餌にするらしい。目的はミネラルの補給だというのだが・・・。どうもイメージ的によくないな、糞に集まる蝶と言うのは(笑)

kitateha01.jpg
チョウ目タテハチョウ科
Canon EOS 20D / EF100mm F2.8 MACRO USM

どうやらハンドルカバーの縫い糸に染み込んだ汗だの手垢だのが目当てらしい。特に湿っているとは思えないのだが本当に吸えているのだろうか?ちょっと疑問なのだが私が思うよりも高性能なのかもしれないな、蝶の口吻って。

それにしても私の車はそんなにいい匂いですかね?キタテハ君。もちろんここで言う”いい匂い”とは汚物臭のことだが・・・ orz

そろそろ梅雨明けも近いはずなのだが、このところ実に梅雨らしい天気が続きネタ切れ気味な今日この頃。今も鹿児島市や霧島市方面では避難勧告が出るほどの大雨が降っているようだが、何故か私の住む市来ではそれほど降っていないのが不思議だ。

さて、今まで何度かトンボの羽化を見に深夜から早朝に掛けて出かけて見たのだがいつ見ても抜け殻しか残っていないものがある。大抵のトンボは朝までじっとしているものだが、中には夜のうちに飛んでいってしまう種類もいるそうだ。これはどうにも見てみたいと思い少しづつ見に行く時間を早めて羽化直前のヤゴを探してみたのだ。

岸辺近くのハスの葉の上で見つけた例の抜け殻と同じ形のヤゴ。しばらくすると羽化が始まった。この種類は以前UPしたチョウトンボやシオカラトンボとは違い平らな場所で羽化する習性のようだ。ぶら下がって羽化するタイプのものとは違い上半身を垂直にして出て来た。

taiwanuchiwa01.jpg
トンボ目サナエトンボ科ウチワヤンマ属
Canon EOS 20D / EF100mm F2.8 MACRO USM
LED Light

真横から撮影していたのだが、途中で向きを変えられてしまった。ライトが眩しかったのか?
この状態で羽化開始から1時間20分ほど経過している。このあとすぐに閉じていた翅を開いて細かく震わせていたと思ったら、もう飛んでいってしまった。翅を震わせていたのはほんの4、5分のことだった。

まだ色も白っぽくて完全に体が固まっていないと思われるのだが、どうしてそんなに急いで飛んでいくのだろう?と不思議になる。小さな池なのだが見たところ抜け殻は池の周辺部、岸に近いところばかりで見つかるのは羽化直後になるべく水の上を飛ばないためなのかもしれない。実際飛びそこなったのか水に落ちてジタバタしている個体を見たことがある。

極楽とんぼという言葉があるが、本当のところトンボはそれほど暢気に空を飛んでいるわけではないようだ。かなりのリスクを犯して空へと飛び立っていく、まさに命がけなのだ。

taiwanuchiwa02.jpg
OLYMPUS E-1 / ZUIKO DIGITAL ED50-200mm F2.8-3.5

それから何日か過ぎ、生き延びる事の出来たタイワンウチワヤンマの成熟個体を池の周りで見ることが出来るようになった。しきりにオス同士で、あるいは他種のオスとも縄張り争いを繰りひろげている。頑張ってたくさん子孫を残せよ。

オオゾウムシ

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ドクダミの花が咲く頃になると林道端の丸太や切り株の近くでよくオオゾウムシを見かける。ちょうどこの頃が産卵時期らしいので、丸太などに卵を産み付けにきているのかもしれない。

oozoumusi01.jpg
甲虫目オサゾウムシ科
Canon EOS 20D / EF100mm F2.8 MACRO USM

この日も丸太の近くのドクダミの葉の上にいるオオゾウムシを見つけて撮ろうとしたらアリが一匹上に乗っかっていた。まるでインドの象使いのようだが、この後アリはゾウムシの触覚を攻撃し始めた。他の部分は噛まれてもまるで平気だったオオゾウムシもさすがに触覚を噛まれるのは嫌いと見えて、そのまま葉っぱから転がり落ちてしまった。

アリは何の理由があって攻撃するのかさっぱりわからないのだが、このアリの無差別とも思える攻撃本能は植物にとって利用価値があるものらしい。

植物の中には花以外の場所、例えば葉の付け根などの場所に蜜腺を持っているものがあるのだが、これで呼び寄せたアリが葉などを食害する昆虫を攻撃する事によって身を守っていると考えられている。

蜜を横取りする敵だけ攻撃するのでは植物にとってガードマンとはなりえないだろう。まあ、これはタマタマ蜜を出した植物をアリが護ってくれたので生き残ったのだと考えられなくもないが、やっぱり不思議な契約関係だと思ってしまう。そもそも何故アリはこんなに攻撃的なのか・・・いや、人間ほどじゃないかな?うーん。

・・・いつもこんな事書いていると、まるで人間嫌いみたいだ。いや、好きっスよ人間(笑)

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