03:帰化植物: 2006年1月アーカイブ

フラサバソウ

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朝は雨が降っていたのだが、いつの間にやら快晴に。それでも天気予報は相変わらず雨だ曇りだと言い張ってた。

それにしても今日は暖かいというレベルを超えて、暑かった。日中はTシャツで過ごせたのだから、5月並みの気温だったのではないだろうか。

道端や畑の隅っこにも段々と春の花が姿を見せ始めている。もう来月からはカテゴリーも「道端の春」にしたほうがよさそうである。

furasabasou.jpg
ゴマノハグサ科クワガタソウ属
Canon EOS20D
EF100mm F2.8 MACRO USM
RAYNOX Macro Explorer CM-2000 2.5X

オオイヌノフグリと同属のフラサバソウだが、花はずっと小さい。等倍マクロレンズでもあまり大きく写せないので今日もマクロ探検隊の出番である。

フラサバという名はフランス人の植物学者、フランシェとサヴァチェの名にちなんだものだそうだが・・・こんな風に略して”ちなまれ”ても本人達は嬉しくないのではないだろうかと妙なことが気になってしまう名前である。

furasabasou02.jpg
Canon EOS20D
EF50mm F2.5 COMPACT MACRO

昆虫写真家の海野和男さんがご自身のHPで紹介されていたのだが、28-80mmf3.5-5.6クラスのレンズの前玉を外すと35mm換算で2.5倍程度の高倍率マクロレンズになるそうだ。画質もなかなか良いとのこと。

キヤノンやミノルタからこういった高倍率マクロの専用レンズが出ているのだが、いかんせん高い。そこへもってきて、こういった数千円で入手可能なレンズを改造して手軽に高倍率撮影が出来るのかと非常に興味をそそられたのだ。

しかし・・・以前は持っていたこの手のレンズ、つい最近ヤフオクへ流してしまったばかりで手元に無い。残っているのはEF28-105mmF3.5-5.6IIだけで、これをバラすのはさすがにもったいない気がする。これに関しては行きつけのカメラ屋で安いものがないか物色することにしよう。

クローズアップ用の道具はチョコマカと揃えていたのだが最近、特にデジタルへ移行してからはあまり使っていなかった。これに刺激を受けて、手持ちの道具でどのくらいの倍率での撮影が出来るのか試して見ることにした。

ooinunohuguri03.jpg
OLYMPUS E-1
TAMRON SP90mm F2.8 MACRO (72B)

まずはフォーサーズ機に等倍マクロレンズの組み合わせ。35mm換算で2倍。APS-C機よりも倍率と言う点では有利で横幅17mm程度が画面いっぱいに写るが相手がオオイヌノフグリだとこの程度。

ooinunohuguri04.jpg
Canon EOS20D
FD28mm F2.8 S.C.
Kenko reverse adapter

EOS用のリバースアダプターを持っていたのでFD28mmを逆付け。絞りリングの無い最近のレンズでは絞り開放でしか撮れないためFDレンズに登場願った。もっともFDレンズはそのままでは絞りが作動しないのでマクロオートリングというものを併用している。これを使えば絞り開放でピント合わせ、撮影前にケーブルレリーズで絞込んで撮影ということが出来る。

はっきり言って野外でこの撮影はツライ。まずピントの調節がヘリコイドでは出来ない為フォーカシングレールを使ってカメラ自体を前後させないといけないのでセッティングに時間がかかる。構図を決めてから撮影するまでに絞り込んだりといった手間がかかるので風が吹いて被写体が動くとやり直し。

それでも倍率はなかなかのもので、横幅1cmを切る位の範囲がいっぱいに写る。35mm換算で3.6倍くらいか。中間リングを足せば更に高倍率にできるだろう。ちなみに、倍率は広角レンズのほうが高くなる。

ooinunohuguri05.jpg
OLYMPUS E-1
TAMRON SP90mm F2.8 MACRO (72B)
REYNOX Macro Explorer CM-2000 2.5X
FL-40

もっと手軽に撮影できないかと、フォーサーズ機+等倍マクロレンズ+クローズアップレンズを試して見た。クローズアップレンズはレイノックス製マクロ探検隊の×2.5のほうで以前コンデジでのクローズアップ撮影用に入手したものだ。

これで横幅1cmちょっとが画面いっぱいに写る。35mm換算で3.5倍位は行ってるかな?ピント調節もフォーカシングリングで出来るのでリバースよりは便利だ。

これは横着をして三脚も使わず地面に置いた状態での撮影で、絞り込んだ状態でピントを合わせたのでちょっと甘いようだ。純正レンズなら開放測光で更に撮りやすくなるのだが・・・。ズイコ-デジタルの100mmクラスのマクロがなかなか出ないのが困ったものである。

ところで、この時点では、フォーサーズ+等倍マクロにマクロ探検隊のほうが倍率が高いと思い込んでいたのだが、先ほど試して見たところによると20D+100mmマクロにマクロ探検隊でもほぼ同じ倍率になることに気が付いた。

そうか・・・マスターレンズ単体での倍率は、供に等倍マクロならフォーマットの小さいフォーサーズのほうが換算倍率は高くなるけれど、クローズアップレンズを付けた時の倍率は焦点距離が長いほうが高くなるんだった。焦点距離10mmの差がフォーマットの大きさによる換算倍率の差を埋めたということのようだ。

であれば、20D+100mmマクロ+マクロ探検隊のほうが開放測光可能で便利だな。

これに更に中間リング、あるいは50mmマクロ用のライフサイズコンバーターを組み合わせて見た(メーカー非推奨)ところ換算5倍超の倍率が得られることがわかった。今度はこの組み合わせで撮って見よう。

開聞岳山麓の広大な畑の片隅で見慣れない花を見つけた。

fumitory01.jpg
ケシ科カラクサケマン属

もうムラサキケマンが咲いているのか?早すぎるよな・・・と思って近づいてみたのだが、なんか違う。花もそうだが全体に小作りである。

fumitory03.jpg

葉はこんな形。

fumitory02.jpg

特徴的なのは花の付け根。なにやらカバー状のものがある。これはムラサキケマンとかジロボウエンゴサクには無い・・・と思うのだが。

多分帰化植物なのだろう。それとも園芸品種なのかな?corydalisをネットで検索して見たものの該当する種がみつけられなかった。気長に探すしかなさそうだ。

一体これは何なんだろう? う~~!気になる~~!

Canon EOS20D
EF100mm F2.8 MACRO USM

2006年3月2日追記
どうやらキケマン属(corydalis)ではなく、カラクサケマン属のようだ。だから謎のコリダリスではなく、Fumitory(フミトリー?)ということになる。

セイヨウエンゴサク(Fumaria. muralis)のようなのだが、日本語のサイトにはほとんど情報がない。学名で検索すると海外のサイトではヒットするのだが解説が読めない・・・。

ootumekusa01.jpg
ナデシコ科オオツメクサ属

南薩のお茶畑、菜の花畑の周辺では良く見かけるものの、私の住む市来あたりではあまり見なかったこの花。今年はついに我が撮影ポイントにもやってきた。

ひょろひょろと伸びてピシッとしていないというか、少しだらしない感じの草である。

図鑑やネットで検索して見るとヨーロッパ原産で日本での分布域が北海道と本州中部以西となっているもの、全国的に拡がっているとしているものがあるようだ。まあ、現実に南薩で見ることができるので既に全国的に拡がっているのだろうが。

単に北の方から入ったから北に多いだけなのか、それとも基本的に涼しい地方が好きなのだろうか?私の行動範囲では北薩よりも南薩でよく見かけるものだから逆に暖かい地方を好むのだと思っていた。

ootumekusa02.jpg
Canon EOS20D
EF100mm F2.8 MACRO USM

2006年3月7日追記
このオオツメクサとほとんど同じだが、種子の表面に突起のあるものをノハラツメクサというらしい。
この事が気になっていたので種子を採ってみた。肉眼ではただの黒い小粒だが高倍率で撮影して見たら

noharatumekusaseed.jpg
ノハラツメクサ種子

どうやらノハラツメクサだったようだ。

一方、南薩で採集したオオツメクサと思われるものの種子は

ootumekusaseed.jpg
オオツメクサ種子

なにやら南部鉄瓶のような表面だ。

という訳で、種名をノハラツメクサに変更させてもらいました。

ヤブチョロギ

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yabutyorogi.jpg
シソ科イヌゴマ属
OLYMPUS E-1
ZUIKO DIGITAL ED50mm F2 MACRO

花は小さめであまり目立たないのだが、萼が紫色に色づいているためか案外存在感がある。

とはいえ、やはり地味なためあまり撮らない花だし名前も調べていなかったのだが・・・。ブログのネタが乏しい季節に咲く花だったのが幸いして今回やっと名前を調べる気になった。

調べて見るとヨーロッパ原産の帰化植物で近畿以西に広がっているそうだ。だが、一番気になったのはヤブチョロギという名前である。

九州の山間部、高千穂とか九重あたりに行くと土産物としてよく売られているチョロギのシソ漬けをご存知だろうか?巻貝、いやヒョウタン?うーん、違うなあ。上手い例えを思いつかないのだがとにかく変な形をした根っこの漬物なのだ。これが母の好物だったりする。もちろん私も大好きだ。

思い出したおかげで無性にチョロギのシソ漬けが食べたくなってしまった。しかしヤブチョロギの根は食用にはならないんだろうな・・・残念。

あ、チョロギの形はチョココロネに似てるかも。

ここしばらく暖かい日が続いていたが今日はちょっと寒めの一日。

ぼちぼちとオオイヌノフグリが咲き始めてきた。

ooinunohuguri01.jpg
ゴマノハグサ科クワガタソウ属
OLYMPUS E-1
TAMRON SP90mm F2.8 MACRO (72B)

なかなか日照にはうるさい花のようで、花が開くのは充分に日が昇ってからだし、日が傾いてくるとさっさと閉じてしまう。曇りの日ならこんな風に半開きである。

その分、毎年同じ時期に咲き始めるようだ。気温よりも日照時間で開花時期を決めているのだろう。

いつもの通り道。マユミが実を実らせているちょうど反対側の電線になにやらぶら下がって風に揺れていた。

ん~?今までこんなものあったけ?

nazono.jpg
ウリ科ハヤトウリ属
Canon EOS20D
EF50mm F2.5 COMPACT MACRO

いや、もちろんあった筈だが・・・いつもマユミのほうばかり見ていたから気付かなかったんだろう。

最近やぶが払われたようで、周辺の地面にも同じ実がゴロゴロ転がっていた。触って見ると結構固い。まるでかぼちゃのような質感である。また、かすかにウリ科特有の匂いがする。

うーむ、これは何の実なんだろう?気になったので一つ拾って帰った。

nazono02.jpg


nazono03.jpg

RICOH Caplio RX

オピネルで切ってみたら、予想に反して中まで果肉が詰まっている。ウリとかメロンのような状態を予想していたのだが、むしろキュウリに近いのかな?

試しに舐めてみたら僅かに甘味があった。多分農業作物なんだろうけど、何なんだろう?

2010年3月

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