02:道端の花: 2006年8月アーカイブ

ヘチマ

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農村の道端に小さなヘチマ棚があり、盛んに黄色の花を咲かせている。本当に小さく作ってあり、しゃがみこまないと下に潜り込めない高さだった。こう低いと却って収穫しにくいだろうにと思うのだが、お陰で棚の上に咲く花も撮れる。

hechima01.jpg
Canon EOS 20D
TAMRON SPAF11-18mm F4.5-5.6 DiII

子供の頃住んでいた家の縁側に日陰を作るためヘチマを這わせていたのを覚えている。多分4歳半の夏の記憶なので私にとって一番古い記憶の一つなのだが、さすがに限界点ともなれば覚えているのはかなり断片的なものになる。その断片はやはり花ではなくてぶらぶらとぶら下がった大きな実や、その実から作ったヘチマタワシで占められており、子供心にもヘチマの大きな実はインパクトが強かったのかも知れない。

そう言えば実が小さいうちなら美味しく食べられると言うのだが我が家ではヘチマが食卓に上ったという記憶はない。

karasuuri3.jpg
Canon EOS 20D / EF50mm F2.5 COMPACT MACRO
LED light

今夜もカラスウリの花が妖しく咲いている。何となく夜の女王なんて二つ名を献上したくなるのだが、よくよく考えるとカラスウリは雌雄異株だ。しかも今夜撮ったこの花は雄花・・・。

じゃあ、夜の王様?

ダメダメ!全然ダメだ!「夜の王様」ってなんだか間抜けなイメージが漂っているぞ。うーむ、王様てえのがいけないのか。

だったら「夜の帝王」かな?

ダメだ・・・全然別のものをイメージしてしまうじゃないか(笑)

今回はとにかく山頂まで登るという事を目指していたのでそんなに花の撮影ばかりしている訳にも行かなかったのだが、それでもちょくちょく足を止めて撮っていたら山頂まで4時間もかかってしまった。そんなペースで進んでいたので途中で息が切れるという事もなかった。

では、道すがら撮った花達を。

hiyodoribana01.jpg
ヒヨドリバナ
yakusimahotutuji01.jpg
ヤクシマホツツジ
iyohuuro01.jpg
イヨフウロ
simotukesou02.jpg
シモツケソウ
saiyousyajin02.jpg
サイヨウシャジン
waremokou01.jpg
ワレモコウ
OLYMPUS E-1
ZUIKO DIGITAL ED50mm F2.0 MACRO / TAMRON SP90mm F2.8 MACRO (72B)

今までくじゅうへ行ってもあまり上のほうへは登らず、飯田高原周辺や雨ケ池、坊ガツル辺りをうろついてばかりだったのだが、今年はとうとう久住山1786.8mに登ってしまった。登山開始地点は牧ノ戸峠1330mからなので標高差はそれほどでもないのだが、天候に恵まれた事もあって沓掛山を過ぎてからの景観は感動的だった。なるほどこのコース、人気があるわけだと納得。

登る道すがら、沿道にはノリウツギの白い花がびっしり咲いていて目を楽しませてくれた。

noriutugi01.jpg
OLYMPUS E-1 / ZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6

他にもイヨフウロ、シモツケソウ、イブキトラノオ、ワレモコウといった花たちが咲いていて、こちらのコースの方が雨ケ池周辺よりも花の数も多い。おかげでなかなか前に進めない(笑)

このルートは病みつきになりそうな予感だ。

taniwatarinoki01.jpg
アカネ科タニワタリノキ属
Canon EOS 20D / EF100mm F2.8 MACRO USM

夏の一番暑い時期に咲くタニワタリノキの花。咲いている期間は短くて、うっかりして撮り損ねてしまうこともしばしばなのだが今年は何とか覚えていた。いや、実際去年も忘れていて思い出した時にはほとんど終わっていたのだ。

コロコロとした丸い形がなんとも言えないのだが、特に香りが強い訳でもないし色だって見てのとおりだ。撮影中もそれほど虫がやって来るという事も無く、アリとアブが各一匹ずつやってきただけだった。花の期間も短いと言うのにこんな事で花粉の交換がちゃんとできるんだろうか?と他人(木)事ながら気になってしまう。

土壌改良など”てこ入れ”の成果が上がって沢山の花が咲いている都市農業センターの大賀ハスだが、おかげで今年は撮影にやって来るカメラマンの数も多い。

岸辺近くに咲いている花の前に陣取ったおじさんカメラマンをふと見ると、池の水をすくって花にかけたり葉の上に溜めてみたりと演出に余念がないようだ。うーむ、あの花は今日はもう撮れないな・・・。私の我儘だろうか、他人がいじくりまわした花を撮る気にはならない。

oogahasu04.jpg
OLYMPUS E-1 / ZUIKO DIGITAL ED50mm F2.0 MACRO

これは咲き始めて何日か経ち色も白っぽくなって散り始めた花。オシベの切れ端や花弁が葉の上に落ちていたのだが、撮ったあとでふと気になる。これも誰かの演出の跡なんじゃないか?と。特に不自然な風には見えないのだが疑心暗鬼に陥ってしまう(笑)

以前、羽化したばかりのチョウトンボをスイレンの花の上に移動させて撮っていた人のことを書いたが、先日の豪雨の翌々日に彼と再会した。曰く、本当は被災地の写真を撮りに行こうと思っていたと。それで南日本新聞社のコンテストに出すつもりだったんだけどねと。

なんなんだ、この人は・・・コンテストコンテストって。なんか変だぞ、あんた。
写真を撮る人間の一人として、そういった災害の記録を撮っておく事の意義なり価値なりがわからない訳じゃないが先ずコンテストありきってどういうことなんだ。

以前野鳥の会の方と話をした時に聞いた話だが、野鳥を撮るカメラマンにも2通りいるそうだ。本当に自然とか鳥が好きで撮っている人、コンテスト狙いでいい絵が撮れることが第一の人。そんな人たちが撮影ポイントでかち合うと喧嘩になったりすることもしばしばだとか。うんざりする話だが、いずこも事情は同じらしい。私自身カタクリの群生地で経験しているしなぁ・・・。やっぱり人が多く集まる場所はダメみたいだ。

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