
シソ科ヤマハッカ属
梅雨の頃から秋口にかけて山沿いの道端に咲いていたアキノタムラソウがすっかり目立たなくなった代わりにヤマハッカが増えてきた。遠目に見るとこの2種は色とか姿が似ているので、いつの間に入れ替わったのか判然としないのは毎年のこと。ふと気付くとヤマハッカに代わってるんだよな・・・。
Canon EOS20D
EF100mm F2.8 MACRO USM

梅雨の頃から秋口にかけて山沿いの道端に咲いていたアキノタムラソウがすっかり目立たなくなった代わりにヤマハッカが増えてきた。遠目に見るとこの2種は色とか姿が似ているので、いつの間に入れ替わったのか判然としないのは毎年のこと。ふと気付くとヤマハッカに代わってるんだよな・・・。
Canon EOS20D
EF100mm F2.8 MACRO USM

秋の太陽が傾き始めたころ山道を行くと、木立の陰に差し込んだ光がミズヒキの赤いツブツブを鮮やかに照らし出している。
このミズヒキ、よく見てみると上の写真のようなヒゲが出ているものがほとんどだが、下の写真のように咲いているものもある。

これはひょっとして雄花と雌花か、あるいは雄性期と雌性期なのか?と想像したのだが、調べて見るとヒゲが出ているのは花が咲き終わった状態だった。
ほかのタデ科の花と同じく花の後、花被がそう果を包み込むのだがその際メシベの部分が伸びてきてカギ状になり、これで動物などにくっ付いて運ばれるのだそうだ。
OLYMPUS E-1
TAMRON SP90mm F2.8 MACRO (72B)

このところ急に秋めいてきた鹿児島である。タデ科の花達も今を盛りとばかりに咲いているようだ。
「イヌ」の付かない「タデ」は「ヤナギタデ」をさすもので、葉に辛味があって刺身のつまなどに利用するそうだ。確認のため葉っぱを噛んでみたことがあるが、結構ピリッと辛かった。
一方、イヌタデは役に立たない、利用できないから「イヌタデ」なのだそうだ。確かに葉っぱを噛んでみても辛味は無い。
漢字で書くと「犬蓼」。役に立たないから「犬」? これはちょっと変だなと思っていたが、どうやら本来は「イヌタデ」じゃなくて「イナタデ」だったという。漢字で書くと「否蓼」。
なるほどね~などと思いつつ、「タデじゃない」という命名もなんだか気の毒だ。「タデモドキ」よりは数倍マシだとは思うが・・・。
Canon EOS20D
EF100mm F2.8 MACRO USM

子供の頃、ネコジャラシにしてみたり、誰かをくすぐってみたり、穂先をニギニギして出てくる出てくる~と毛虫ごっこをしたり、カエルを釣ったりとこの草で随分遊んだものだ。
オッサンになった今でも、秋の光を斜めに受けてキラキラ光っているキンエノコロを見るとついついカメラを向けたくなる。さすがに毛虫ごっこはしないが、人をくすぐったり、ネコをじゃらしたりはしているからあまり成長していないのかも・・・。
OLYMPUS E-1
ZUIKO DIGITAL ED50mm F2 MACRO

このところ朝晩が急激に涼しくなり、草むらはびっしりと付いた朝露でキラキラしている。前日はまだ開きかけだったヨメナの花も今日は開いていた。
うーん、朝露のキラキラの中での撮影になると判っていたのにEF100マクロUSMしか持ってきていないとは・・・。このレンズはマクロ域だと開放でも少し絞りが絞られるためこんな風にボケが多角形になってしまう、というのは有名な話。せめて円形絞りにしといてくれたら良かったのに・・・残念。
Canon EOS D60
EF100mm F2.8 MACRO USM

あまり知られていないと思うが鹿児島県は全国第二位のソバの産地なのだそうだ。いつか食べに入った蕎麦屋にそう書いてあったのだが、一体どこでそんなにソバを栽培しているのだろう?と不思議に思う。
確かにシラス台地の耕作地では所々にソバ畑はあるが、いずれも小規模な畑で見渡す限りソバ畑~!なんていう光景にお目にかかったことがない。
どこか人目につかないところにある秘密のソバ農場で、今日も一面の白い花が風に揺れているんじゃないかと妄想に耽る今日この頃である。あぁ!行ってみたい、秘密のソバ農場!
OLYMPUS E-1
ZUIKO DIGITAL ED50mm F2 MACRO

花はなんとも地味なイシミカワであるが花の後、花被がそう果を包み込む段になると紫から藍色へと色づいて魅力的になる。
うーん、これは何の為だろう?そもそも花が思いっきり地味なわけで、その花に虫を呼ぶサポートにしては色づく時期が遅すぎるし・・・。もしかして鳥がついばんで運んでくれるのを期待してアピールしてるのかな?などとマタマタ勝手な想像であるが。
花序の下にある丸い葉っぱの上にも1,2個の実が付いているのが面白い。最初に見たときには上の花序からこぼれ落ちた実が乗っかっているのかと思い取ろうとした程だ。
このイシミカワ、ママコノシリヌグイ以上に強力なトゲを装備している。こういったトゲは巻きつくツルを持たない彼らが他の草に絡んでいくための装備なのだとか。継子虐めの為にあるんじゃないんだな。よかった(笑)
OLYMPUS E-1
ZUIKO DIGITAL ED50mm F2 MACRO

休耕田や棚田のまわりなど湿気の多い場所を少しだけ華やかに演出するミゾソバ。遠目に見ると小さな花がいくつも集まった花序が一つの花のようにも見える。だが近づいて見てみると、咲いているのは花序の中の数個だけで、あとはまるでツボミのような形をしていることが多い。
もちろん本当のツボミもあるのだが、中にはツボミではなくて花が終わった後、果実を包み込むために花被が再び閉じた状態のものも混じっている。
この「遠目に見たら花がいっぱいに見える」というのは多分、花が小さくて目立ちにくいタデの仲間の「目立つための工夫」なんじゃないだろうか。花が終わった後も花のような色を保ち続けることで虫たちにアピールして、後から咲く花のサポートをしているのかも知れない・・・と言うのは私の勝手な想像だが、そこに単に進化論的淘汰選別の結果だけじゃなくて植物の意思と言うものを感じてしまうのだ。
OLYMPUS E-1
TAMRON SP90mm F2.8 MACRO (72B)

曇りがちな天気が多かった為、撮りそびれていた紫尾山のアケボノソウ。結局この日も山頂付近はガスに覆われていた。
やはり撮りに来るのが遅かったようで咲き終わった花ばっかり目立つが、咲いている花もあったので良しとしよう。
ここにはテレビ各局の送信設備があり、電磁波ビンビンなんだろうな・・・あまり長居するのは気が進まない場所である。
OLYMPUS E-1
ZUIKO DIGITAL ED50mm F2 MACRO

田んぼの縁の、日の当たるところに良く見られるチョウジタデ。花がチョウジに似て、葉や全体がタデっぽいからこの名が付いたそうだ。
葉っぱとかがタデに似ているって言う部分はOKだが、チョウジの花ってのを見たことがない。と言う訳でいつものようにネット検索・・・。

夏の終わりに草刈をした土手の斜面にナンバンギセルが生えてきた。西洋のパイプに似ていると言うことでの命名なのだろうが、この草には古来より「思い草」という趣のある名前があるそうだ。その姿が物思いに耽っているように見えるからだと言う。
うーん、こういうネーミングは大好きだ。万葉集にも登場すると言う由緒正しい名前なのだが、実のところ私には「物思いに耽る人」よりは「馬の横顔」に見えてしまう。特に写真右下のまだ花冠が開いていない状態なぞ鼻と口まで付いている。
こうなると目を書き込みたい!という衝動が涌いてくる(笑)
Canon EOS20D
EF 100mm F2.8 MACRO USM
町内の公園にて。
遊歩道を削りだした山の斜面に、硬い粘土質の地面が露出している場所があり、いつもジワジワと水が染み出している。そんな場所に毎年花を咲かせるアカバナ。

周囲はススキに覆われていても、その一角だけは湿地性の植物の聖域となっているようだ。こうして見ると植物はそれぞれが得意とする環境というものを守っていて、競争しつつもちゃんと棲み分けているように思える。どうやら、どんな環境にも適応して、地球を独占してしまおうなんて思っているのは人間だけのようだ。
花が赤いからアカバナだと思っていたが、本当は葉が赤く染まるからアカバナなのだそうだ。「アカバナというほど赤くないよな、ピンクだよな」と思っていたのだがそれなら納得である。
ところで私は夏川りみさんの歌が大好きである。彼女の歌う歌詞にアカバナが出てくるのだが、この花をイメージするとどうにも絵的に合わないので変だなと思っていたのだが沖縄ではアカバナとはハイビスカスのことを指すようだ。あぁ、ハイビスカスならイメージぴったりさ~。
Canon EOS20D
EF 100mm F2.8 MACRO USM

北のほうではすっかり秋も深まってきた頃ではないかと思うが、鹿児島ではまだ秋なんだか夏なんだかはっきりしない毎日が続いている。今日など台風が南の湿った空気を呼び込んだのか、非常に蒸し暑い一日となった。
それでも草むらは日ごと着実に秋めいてきているようで、キク科やシソ科の花が随分増えてきた今日この頃。
と言う訳で、キク科から一つ。
淡い黄色が特徴的なアキノノゲシ。「秋の」と言うわりには結構真夏から咲いているのだが。
この穏やかな黄色が、不思議と夏のような、秋のような、はっきりしない今の気候にぴったりマッチしているように感じている。
ちなみにレタスと同じ仲間(属)なんだとか。
Canon EOS20D
EF 100mm F2.8 MACRO USM