02:道端の花: 2005年8月アーカイブ

ヤブラン

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yaburan.jpg
ユリ科ヤブラン属

ボタンズルが咲いていた道の反対側のガードレールの下をふと見ると、ヤブランが咲いていた。ほとんど日は当たらなそうだが、風が吹くと木漏れ日が時々差し込んでいる。

木漏れ日が当たった瞬間を狙って撮りたいのだが、それすなわち風が吹く瞬間でもあるのでピント合わせに苦労することとなる。

ところで、こういう緑濃い場所の木陰などで撮影するとひどく緑かぶりをした写真になるのだがその点デジタルは便利である。とはいえ白い紙でも写しておけばともかく、画面に白い部分が無い場合は案外色合わせに苦労することもある。

RAW現像ソフトのSILKYPIXは色んな種類の光源にあわせたWBが選択できるのだが特に蛍光灯に関しては12種類もあって、その中の「昼白色N」というのが木陰の緑かぶりに対しても効果的で良く使っている。

RAW現像ソフトといえばキヤノン純正のDPPがもうじきバージョンアップするそうで、5Dに搭載されるピクチャースタイルが旧機種のデータにも適用できるということで楽しみにしている。

DPPが対応するまではD60など旧機種のRAWデータに対する設定パラメータに意図的な制限が設けられていたのに較べればやけに良心的なことだ。ノブレスオブリージェって事なのかな?

ボタンズル

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キンポウゲ科センニンソウ属

我が家の周辺ではセンニンソウならばあちこちに咲いているのだが、このボタンズルはほとんど見かけない。以前から探していたのだがようやく今年になって撮影できる場所に咲いている花を発見できた。

センニンソウにそっくりだが、花は小ぶりでやや黄色っぽく見える。
botanzuru2.jpg
これがボタンズルの葉。3出複葉で小葉には粗い鋸歯。

senninsou2.jpg
そしてこれがセンニンソウの葉。3~7出複葉で小葉は全縁。葉の柄の部分もよくクルクルと他の植物に巻きついていることが多い。

Canon EOS20D
EF100mm F2.8 MACRO USM

ノカンゾウ

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nokanzou.jpg
ユリ科ワスレグサ属

まだまだ暑い日が続いているが

夏の終わりが近いのを知らせるが如く

ノカンゾウの花が咲き始めている。

そうか、もうそんな時季かと草むらを覗いて見ると

ゲンノショウコやキツネノマゴといった秋の花も

チラホラ姿を見せ始めていた。

ああ、また夏が終わる。

一抹の寂しさを覚えながらも

秋の匂いをかすかに感じて

心休まる田舎道。

OLYMPUS E-1
ZUIKO DIGITAL ED50mm F2 MACRO

ヘクソカズラ

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夏草に覆われた藪もよく見ると結構いろいろな花が咲いているものだ。とは言え地味な花が多いので普通に車で走っていては見落としてしまうのだが。

そんな訳で今日もツル草シリーズである。

hekuso1.jpg
アカネ科ヘクソカズラ属

その名のとおりの匂いがする。といっても常時そんな匂いを発散させている訳ではなく、普通に撮影している分には匂わない。

しかし、花を一個失敬して揉み潰してみると確かに臭かった。うん、かなり臭い!これならばちょっと気の毒なネーミングにも納得できるというものだ。

せっかく可憐な花を咲かせるのに・・・。

OLYMPUS E-1
ZUIKO DIGITAL ED50mm F2 MACRO

ニガカシュウ

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巨大ムカゴふたたび
何年か前の晩秋、いつもの山道をうろついてヤマノイモのムカゴを採っていた時のこと。ふと見ると枯れたツルに大きなムカゴがついているのを見つけた。

見た感じ、ヤマノイモのムカゴを大きくしたような質感だった。なんでこんなに大きいのだろう?まるでジャガイモだよな~などと思いながら何個か採って帰って蒸かしてみたのだ。

一応事前に手持ちの図鑑でムカゴが付くけれど食べられない種類があるのか調べてみたところ、そんな種は載っていなかったので恐る恐るながらも食べてみることにした。

匂いは別に異常なし。ということで口に入れてみたら・・・苦っが~!

思わず吐き出す!とてもじゃないが食べられるような代物じゃなかった。
それ以来、あれは何だったのか気になっていたのだが、ようやくあの苦い巨大ムカゴに再会できた。
nigakasyu1.jpg
まさにこれである。
大きさが判るように10円玉を置いて見た。やはりジャガイモ並みの大きさであるが・・・こうして見ると明らかにヤマノイモのそれとは感じが違うね・・・。よくこんなもの食ってみる気になったものだと今更ながら思う(笑)

カエデドコロ

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kaededokoro.jpg
ヤマノイモ科ヤマノイモ属

昨日のヤマノイモのすぐ近くにはこんな花もあった。
タチドコロってヤツかなと思いながら撮影していたのだが、調べて見るとどうも違う。
写真から判る特徴は
○花被片の色は黄色、やや橙色を帯びる
○オシベは6つとも葯に花粉がついているようだ
○花柄がある

タチドコロの花には花柄がなく、オシベも6本中3本は退化していて花粉がつかないそうだ。手持ちの図鑑で前述の特徴に合致するのはカエデドコロということになるのだが

kaededokoro2.jpg

葉はこんな感じでカエデっぽくない。
ただネット上の画像をいくつか見てみると葉の形は必ずしもカエデ様ではないようだ。

撮影したこの同じツルの葉っぱでも形の違う葉が見られたので成長にしたがって変化するのかもしれない。

しかし図鑑ではカエデドコロの葉柄の基部には突起があると書いてあるが撮影した他の画像の中にも突起は確認できなかった。

ということで多分カエデドコロだと思うのだが・・・。もう一度確認に行かねばならないようだ。

OLYMPUS E-1
ZUIKO DIGITAL ED50mm F2 MACRO

ヤマノイモ

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すっかり夏草に覆われてしまい目立った花を見ることが少なくなった夏の道端だが、一方でツル性の植物は時には高く茂った夏草を這い上がり、或いは隙間から開けた道路側へと這い出してしたたかに花を咲かせている。この夏草の高く茂る時期に花を咲かせるのもツル性植物の戦略なのだろうと思うとなかなか面白い。

yamanoimo.jpg
ヤマノイモ科ヤマノイモ属

いろいろなツルが絡まりあい、どの花がどの葉っぱなんだか判らなくなりそうだったが、辛うじてヤマノイモの葉っぱを確認できたので一安心。ヤマノイモは雌雄異株で、このように花序が上へと立ち上がるのは雄花。雌花は逆に下に垂れ下がるらしい。

OLYMPUS E-1
ZUIKO DIGITAL ED50mm F2 MACRO

ママコナ

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mamakona.jpg
ゴマノハグサ科ママコナ属

これも雨が池にて。
下唇にある白い米粒状の斑紋がママコナという名の由来とされている。小麦粉などを水で溶くときに溶けずに残るダマのことを関西では”ママコ(継粉)”というそうだがこれは”混じりあわない様”を”継子”にかけてそう呼ぶのだとか。うは~。

確かにコメツブナと言うよりよりママコナのほうが響きはいいけど。

OLYMPUS E-1
ZUIKO DIGITAL ED50mm F2 MACRO

マツムシソウ

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往路、体力ヘロヘロ状態でたどり着いた雨が池には他にも色々な花が咲いていた。夏草に埋もれた下界の道端に較べればまるで天国のような場所である。

特に立ち入り禁止とかの表示は無いとはいえ無闇と踏み荒らしてしまってはいけないので節度を持って撮影しなくてはならない。何度もここへ来る度にそういう思いが自然と湧いてくるようになった・・・・つまり、初めて来た時には結構無神経に歩き回ったんだが(汗

それはそうとして、毎回ここに来るたびに体力がレッドゾーン状態で撮影もままならないのは何とかしなくては。ヘロヘロではろくな写真が撮れやしない・・・。

matumusisou.jpg
マツムシソウ科マツムシソウ属

まだちょっと時期が早かったようで咲いている花の数は少ないがツボミを付けた株があちこちに見られる。

後ろの黄色はちょっと傷んだユウスゲなのだが、これを撮ったあと疲労でボーっとしていたらツアーの団体さんがご到着。ガイドさんが

「ここでちょっと休憩しましょう」

と言うや一団がこちらへも流れてきた。

どうやら道から3m程奥にあるユウスゲの黄色が目に止まったらしくデジカメ片手のおじさんがやって来る。最初の一人はやはり気が引けるらしくて

「ここって入っていいんですかね?」

なんて私に訊いてきた。

いい歳なんだからそのくらい自分で判断して欲しいものだが・・・・入ったらダメというほどの気力もなかったため

「他にも判りにくいけど小さな花やツボミがあるので足元に注意して下さい」

というのがせいぜいだった。

その人は素直に足元に気をつけながら入っていったが、後から後からおじさんたちがやってきてマツムシソウには目もくれずドカドカ歩き回って制御不能・・・。

えぇぇ?マツムシソウはアウトオブ眼中!?なんてこったい・・・。

OLYMPUS E-1
ZUIKO DIGITAL ED50-200 F2.8-3.5

シモツケソウ

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九重連山に周囲を囲まれ玖珠川源流の清冽な小川が流れるとても気持ちのいい場所にあり、ここから見上げる空は多分、他で見るそれよりも青くて澄んでいる坊がツルキャンプ場で一泊。元来た道を通ってまた雨が池へ。

simotukesou.jpg
バラ科シモツケソウ属

シモツケという花木があるがそれに似た花を咲かせるということでシモツケソウというらしい。とは言えあまり似ていないようにも思うのだが・・・。鮮やかな緑の葉と繊細なピンクの花の色の取り合わせがとても美しい。

Canon EOS20D
EF100mm F2.8 MACRO USM

タムラソウ

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長者原の駐車場に停めた車中で一泊。車の中で寝られるというのは場所をあまり選ばずに済むので実に便利で、一人で行く時は大抵これで済ませてしまう。まあ、キャンプ場代がもったいないということもあるのだが。

くじゅう2日目は主に雨が池で撮影し、坊がツルで一泊するためにキャンプ道具とカメラ機材を担いで駐車場を出発。だいたい20キロほどの重量になるのだが雨が池に着いたときにはもうヘロヘロ。うーん、来るたびに運動不足を痛感させられるなあ・・・。
tamurasou.jpg
キク科タムラソウ属

タムラソウはアザミに似ているが葉がトゲトゲではないので優しいというか大人しい感じがする。しかしタムラソウってアザミ属じゃないんだ。これだけ似ていても別に分類する理由は勿論あるのだろうけれど、何なんだろうか?

OLYMPUS E-1
ZUIKO DIGITAL ED50mm F2 MACRO

kitunenokamisori.jpg
ヒガンバナ科ヒガンバナ属

残暑と呼ぶには暑すぎる毎日。鹿児島の道端は夏草ボーボーで、さすがに花もネタ切れ気味、というわけで涼しい”くじゅう”方面へ行って来た。

九重連山の周辺部を走っていると林縁の所々にオレンジ色の花が咲いているのが目を引く。オレンジ色といってもちょっと柔らかい色合いで、メロンの中身の色といったところか。普段うろついている鹿児島の道端ではあまり見慣れない色なのが嬉しい。

Canon EOS20D
EF100mm F2.8 MACRO USM

クサギ

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kusagi.jpg
クマツヅラ科クサギ属

少し前からクサギの花が咲き始めている。木の高いところでばかり咲いていてなかなか手の届く高さに花が降りてきてくれなかったのだが、背の低い若木を道端に見つけてようやく撮影することが出来た。こうしてアップで見ると紫色の花粉が印象的。
葉を揉むと臭い匂いがするからクサギというらしいが、花の方は普通に良い香りがする。

Canon EOS20D
EF 100mm F2.8 MACRO USM

センニンソウ

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キンポウゲ科センニンソウ属

つる性で真っ白な花を密に付けるセンニンソウが夏草の藪をそこだけゴージャスに演出している。白い花弁に見えるものは萼片であると図鑑などには書かれている。

まあ、いつも知ったかぶりをして図鑑に書いてあることをそのまま書いているのだが実のところ”花弁”と”萼片”がそれぞれどう定義されているものか、何故センニンソウの花弁に見えるアレは萼片なのかということまでは知らなかった。いままで「ふーん、そうなんだ」と思っていた事が急に気になりだし、ぐぐって植物用語解説のサイトを見てみたところ・・・こちらのサイトに詳しい解説があり勉強させていただきました。mizuaoiの植物記

花というものはもともと葉が変化したものであり、そのパーツである花弁や雄しべ、雌しべなどは「花葉」と呼ばれる。

「花葉」のうち雄しべより外側の「花弁」、「萼片」を併せて「花被片」と呼び、その全体をそれぞれ「花冠」、「萼」、「花被」と呼ぶ。

「花被」の有無で「有花被花」と「無花被花」に分かれ

「有花被花」は内外の「花被」がある「両花被花」と内外の「花被」が同じ形質で区別できない「同花被花」、そして「花被」が一つしかない「単花被花」に分かれる。

「単花被花」においては、普通その「花被」は「萼」とみなされる。

ははあ、つまりセンニンソウは「単花被花」なのでその「花弁」みたいに見えるものは「萼片」とみなされると理解しておけば良いのだな・・・・と思ったら

「単花被花」のなかにも「萼」だけのものと「花冠」だけのものがあると書いてあった。やっぱり「萼」と「花冠」を区別する定義があるってこと?うーん、これって振り出しに戻ったってことじゃないか(汗)

どなたかお詳しい方の激しいツッコミ期待しております。

Canon EOS20D
EF 100mm F2.8 MACRO USM

今年の疑問、今年のうちに」へ続く

カラスウリ

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karasuuri.jpg
ウリ科カラスウリ属

なかなか見つからなかったカラスウリだが、最近になってようやく花が咲き始めた。キカラスウリとは若干花期がズレているようで、いままで見つからなかったのはそのせいだと思われる。

しかし今夜の撮影はバッテリーが切れまくりだった・・・。20Dに50mmマクロとストロボだけ付けて気軽に出かけたのだが、1枚目を撮ったらストロボの電源がOUT。仕方ないからLEDライトで照らしながら長時間露出で撮っていたら今度は20Dのバッテリーまで切れてしまった。うーん、気軽に出かけすぎて予備のバッテリーを全く持ってきていなかったのは失敗だった。

というわけで、もうちょっと妖しい感じに撮りたかったのだが・・・。

Canon EOS20D
EF50mm F2.5 COMPACT-MACRO
LEDライト照明

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