考えれば考えるほど納得できないヒマワリの向日性。実際に太陽を追って回る現場を見られれば良いのだろうが、既に身近なヒマワリは成長しきっている。そんな訳で悶々としているのであるが、こんな本を見つけた。
表題のヒマワリだけではなく、色々な植物の面白い性質を取上げているこの本では「若いヒマワリは太陽を追って回る」と言い切っている。それもツボミが出来て花が咲く頃まで続くという。著者自身が農学博士だし、他の研究者の論文に基づいて説明されているので正しいのだろうが・・・都市農業センターのヒマワリはなんで回らないんだ?と気になって仕方ない。
ところで、太陽を追って回る原理というのが説明されていたのだが、先日の記事「ヒマワリの向日性」で書いたことが間違いだった事に気づいた。
先日の記事では「強く日の当たる側とは反対側の成長が促進・・・」と書いたのだが本当は「強く日の当たる側」の成長が促進されるのだそうだ。文章だけ読むと?と思ったのだが図をみて納得。

ヒマワリも含めてほとんどの植物の葉は茎から斜め上へ立ち上がっている。そこへ斜め上方から光が当たると光が来るのとは反対側の葉の方が対向面積が広くなるのでより多くの光を受けて成長促進物質を作り出し、その葉がついている側の茎の成長が促進される、という理屈らしい。
なるほどーと思いながらもさらに新しい疑問が・・・。成長の違いによって曲がるのであれば曲がって伸びた部分は何故固定されないのだろう?逐一太陽を追っているのなら半円の螺旋状になりそうなイメージがあるのだが・・・。
うーん。あ、そうか。植物の成長と言えば細胞の数が増えるのと、細胞が大きくなるという2パターンあるがこの場合促進されるのは細胞が大きくなる方の成長が一時的に促進されるだけであって、最終的には両側ともに同じ大きさの細胞になるという事か。そう考えれば辻褄は合うのだが、素人の仮説に過ぎないな・・・。
この本には他にも太陽を追って東から西へと首を振っているヒマワリを180度回転させたらどうなるかとか面白い事が書かれているのだが、肝心の”ヒマワリはなぜ東を向くか”については”まだよくわからん”ということだった。



